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Afro-Cuban cultuer

はじめに

いまから10年くらい前というと、日本では現在のようにアフロキューバの音楽も踊りも盛んではなく、日本語での情報もごく限られたものでした。

ラテン音楽を始めた当初からルンバやサンテリアなど、アフロキューバの音楽には興味をもっていたので、時間の空いていた1〜2月の頃になにげに調べ始めたのがこのレポートのような、論文のような文書を書き始めるきっかけでした。

スペイン語や英語で書かれたアフロキューバ関連のホームページや論文は数多くあるものの、先述の通り日本語での情報は非常に少なく、結果としてそれら海外の情報を翻訳し、まとめていくという作業となりました。

ルンバやサンテリアについて調べようと思い調べ始めたのですが、そもそもそれらはどのようにしてキューバに渡来し発生して行ったのかというところに興味が向かい、ひいては新大陸に奴隷として連れて来られた黒人たちのルーツを調べるという作業に発展していきました。

そのように調べ始めてみると、当初調べようと思っていたルンバやサンテリアに関する情報は数多く(海外には)、それ以外の、つまりヨルバ族以外の信仰に関する情報が少ないことに気が付き、まずはそちらから調べて行こうと思いまとめ始めたのでした。

結局時間に余裕が無くなりヨルバについてはほとんど調べることが出来ず、一部は下訳止まりの状態となってしまいましたが、日本でもルンバやサンテリアの音楽や踊りをキューバで修練して来る方が増えた今日となっては、彼らから生の情報を得ることが出来るので、ヨルバについては追記する必要はなくなったようです。

いまでは関東だけでなく、東海、関西でもルンバやサンテリアの演奏や舞踊が一昔前では考えられないくらい沢山行われています。
ぜひ会場に足を運び、生の演奏・舞踊の迫力や空気を感じて頂きたいと思います。


最後に、このレポートの情報源自体が古いものですので、現在ではその情報に誤りや修正が必要なものもあるかもしれませんので、気が付かれた方はお知らせください。

このレポートがアフロキューバ音楽に興味を持つ方にとって理解の一助となれば幸いです。

 


とくじろう
2018年1月

大西洋奴隷貿易
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